少年野球, バッティング上達への道~迷わず取り組もう!竹バットトレーニング②

フルスイングと下半身強化の大切さ

ボールパークドットコムとアドバイザリー契約を締結している「広澤克実氏」。 彼は言わずと知れた超一流のプロ野球選手でした。

彼がボールパークドットコム主催の少年野球教室や、ビデオによる野球指導を監修された時に言っていた、心に残る言葉があります。

「技術的な事ばかり意識しているとバットが振れなくなる。バットを70%や80%程度の力で振っていると、それに体が慣れてしまい、いつしかそれがその人の100%になってしまう。本人が知らないうちにヘッドスピードが落ちていく」

これは、ある中学生の選手の素振りを見ていて言われた言葉です。大変綺麗なスイングだったのですが、繰り返される綺麗なスイング中、ただの一回もフルスイングが無かったからです。

広澤氏は言います。 「少年野球教室で指導した子供たちの中には、バットの重さが合わなくて、バットに振り回されている子もいれば、上半身の動きは問題無いのに、下半身が弱くてフォームが崩れている子もいた。身長の割には、必要な筋力が乏しい子もいた。バッティングの「技術」を身に付けることは大切なことだが、その練習と一緒に「筋力」アップもぜひ心がけて欲しい。」

 

少年たちに熱心に指導をする広澤氏

要点は2つです。

①普段のバッティング練習の中で、ボールを打つ練習以外に、「バットを思い切り振る練習を取り入れる

⇒ヘッドに重心のある竹バットを使った素振りが最適。重さを利用して思い切り振る練習を重ねることで、筋力が格段にアップする。

②下半身強化

⇒走り込みや階段の駆け上がりなどを継続的に行うことで必ず強くなる。

バッティングの最終目的はバットの芯に当てること

ボールを打った木製バットには、くっきりとボールの跡が残ります。その跡を見ればバッティングの技術が一目瞭然です。

プロ野球選手の使ったバットを見ると、ほぼ全てのボールをバットの芯でとらえていることが分かります。

木製バットの芯は約5cm……わずか数ミリのズレが、ヒットになるかアウトになるかの明暗を分けています。

竹バットは、木製バットの中でも特に手元にシビレが伝わる特徴があり、芯に当てる練習には最適です。「痛いと感じたくないなら、芯に当てろ!」という訳ですね!

早ければ早いほど効果あり! 子供は非常に順応性があり、経験した事、繰り返しやった事がすぐに身につきます。また体が一度覚えてしまうと、しばらくブランクがあってもすぐに体が思い出します。 言い換えると、良い癖同様に、悪い癖もなかなか抜けません。

金属バットのスイングに慣れてしまった人は、その癖から抜け出すのに非常に長い時間を要します。鳴り物入りでプロへ入団した強打の高校生が、入団後に期待通りの活躍ができない場合がありますが、その理由のひとつに金属バットの打ち方から抜けだせないためという事もあるのです。

思い立ったが吉日!今すぐに竹バットトレーニングを始めましょう!

次回は、広澤氏が説く「体の中の3つのエンジン」についてご紹介いたします。

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