少年野球|竹バットトレーニングがなぜ必要なのか⑤

竹バットを使ったトレーニング方法をご紹介!

竹バットトレーニングの最大の効果は、「バットの芯でボールを捉える」ようになることでした。 そこから派生する効果も色々ありましたよね!そして自分の欠点を克服するための「目的別トレーニングバット」もご紹介いたしました。

今回ご紹介するのは、実践的な4つのトレーニング方法です。 早速見ていきましょう!

<ローボールスイング>

【ローボールスイング】の目的は、「大きな弧を描く軌道で繰り返し練習をすることで、大きく滑らかなフォームを身に付ける」という事です。 余計な力を入れずに、大きな弧を描くスイングを身に付けて、正しいフォームへ修正していきましょう。

<トレーニング方法>

・膝下のローボールをセンターに打ち返すイメージでゆっくり大きくスイング。

・かかとは地面につけたまま、肩、腰、ひざも開かず固定。

・腕、ひじ、手首を使い、の軌道が大きくなるようにスイング。

ローボールスイング①

・右ひじから入り、みぞおちの前でボールをとらえ、インパクト後は手首を返し大きくフォロースルーをとる。

<正面打ちティーバッティング>

バットコントロールを良くするための基本的な【肘】【手首】の使い方を練習します。 身体の正面からトスを上げ、みぞおちの前で打つ。バットの芯でとらえることを意識し、慣れてきたら腰をツイストさせヘッドスピードを上げましょう!

<トレーニング方法>

・写真のように構えた後、まずは右肘から入る。

・みぞおちの前でボールを捉えるようにする。

※インパクトの瞬間はボールは正面。

・インパクトの後は、手首を返す。

・その後、大きくフォロースルー。

※慣れてきたら、インパクトの瞬間に腰をツイスト。スイングスピードを意識的に上げましょう。

正面打ちトレーニング②  

<バランスティーバッティング>

インパクトの瞬間に上体が、反り返ってしまったり、逆に上体の軸が、前のめりに突っ込んでしまうような癖のあるバッターの矯正トレーニングです。 インパクトの瞬間の身体の【軸】をつくりましょう!

<トレーニング方法>

【反り返り矯正】

・前足のかかとでボールを踏みながらのティーバッティング

※上体が反り返るバッターの矯正

バランスティーバッティング①

・前足が不安定な状態なので、自然と前足のひざに壁(=開かないドア)ができる。

・インパクト時に前足が突っ張らない。

バランスティーバッティング②

【突っ込み矯正】

・後足のかかとでボールを踏みながらのティーバッティング(※ツッコミ矯正)

バランスティーバッティング③

・後足のひざの内側でボールをとらえる感覚でボールをとらえる(※内転筋強化)

バランスティーバッティング④

※ここがポイント!

バランスティーバッティング⑤

ボールをかかとで踏んで、つま先は地面につけます。地面との接点が少なくなるので態勢が不安定な状態になります。 この状態でスイングや、ティーバッティングを行うことで、ボールを踏んでいる脚の、足首、ひざ、筋肉(※特に内転筋)の使い方を意識でき、バランス感覚の習得や下半身の基礎づくりのトレーニングになります。

インパクトの瞬間に上体が反り返るバッター、逆に上体が前に突っ込むバッターの矯正方法としても有効です。

<ハの字ティーバッティング>

肩幅の2倍くらいの広いスタンスで、両足を「ハ」の字にし、腰を落とした低い姿勢でのティーバッティング。 上体の軸も固定して動かさず、ブレないスイングの土台づくり!下半身の基礎作りをしましょう!

<トレーニング方法>

・肩幅の2倍くらいの広いスタンスをとり、足は「ハ」の字に少し開きどっしり構えます。

・腰を落とし、上体の軸を中心に決め、打ちやすいセンター方向ポイントにトスを上げてもらいます。

ハの字ティーバッティング①

・インパクトの瞬間に、内転筋に力を入れ、ひざを内側に絞り込み、両足が左右対称になるようにスイングします。

・振り始めからフォロースルーまで、かかとは地面に着けたまま、肩も開かないようにします。

ハの字ティーバッティング②

下半身を意識して、繰り返し打つことで、バランス感覚とブレない土台(下半身)づくりをしましょう!

今回ご紹介したトレーニング方法を動画で見る事もできます。 興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

⇒竹バット基礎トレーニング解説動画

前の記事を読む
次の記事を読む