バッティングの基礎|目からウロコ!これがバッティングの極意!~広澤克実氏の語るバッティング理論~③

体の回転を意識し過ぎる選手たち

多くの選手が、実は【ドアースイング】をしています。

【ドアースイング】 扉が閉まる時の描くラインのようなバッティング。 つまり、3つのエンジンを順番に起動させてバットを振るのではなく、 体と腕が同時に動き、右打者なら【左脇】、左打者なら【右脇】が開いた状態のバッティングです。 この動作をしている選手たちの特徴は、キャッチャー側の足の【かかと】が早く上がってしまうということ。 「早く【かかと】が上がってしまう」ということは、「早く体を回転させる」という意識が強いからです。

※ドアースイング

ドアースイング

↑右バッターなので、【左脇】が早く開いてしまう。

順番に説明すると、

・ドアースイングの場合、肩と腕が一緒に動き始めます。(左脇が開く)

・するとせっかく2つあるエンジンが1つになってしまいます。

・体の捻転差が生じず、当然バットスピードは上がりません。

・この状態でバットスピードを上げるためには、体を早く回転させる必要があります。

・体を早く回転させるには、キャッチャー側のかかとを早く上げなくてはいけません。

ドアースイングの原因が分かりましたよね! <3つのエンジン> <体重移動> <体の回転軸> これらの要素が互いに結びつき、バッティングに影響を与えているんですね!

今回はここまで。 次回は、インコースとアウトコースの球の打ち方などを解説いたします!

⇒<広澤克実氏の【フォーカスゾーン打撃理論】> http://www.japan-ballpark.com/dvd.html

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