グラウンド整備にかける想い!|ボールパーク施設管理部・グラウンドキーパーたちの仕事を追う!~ホーム周り編

グラウンド整備の基準は、ホームベース周り!

<グラウンドの基準・0ポジションとは?>

「0ポジション」

みなさんは聞いたことありますか? 実はグラウンドは、ホームベースを【高さ0のポジション】=【基準】と決めて、そこから【マウンド】の高さなどが決められていきます。

この「0ポジション」基準を正しく作ることで、グラウンド全体を正確に計測できるのです。そのためホームベース周りの整備は大変重要になってきます。

また、投手と打者が1対1で対決する場所はホームベースです。 このホームベース周りの整備は、そういう意味でも重要で、またここがきちんと整備されていることで、球場全体の整備評価も上がります。

%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89%e6%95%b4%e5%82%99%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0%e5%91%a8%e3%82%8a%e2%91%a1

イレギュラーのない【第一バウンドエリア】の整備

バッターが打った打球がゴロなどで飛んでいき、最初に落ちる場所を私たちは「第一バウンドエリア」と呼んでいます。

この「第一バウンドエリア」の整備はとても大切で、ここの整備を疎かにするとイレギュラーバウンドなどの原因になり、それがヒットにつながることもあります。 見落とされがちな場所ですが、ここのエリアのトンボがけは手を抜いてはいけません。

%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89%e6%95%b4%e5%82%99%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0%e5%91%a8%e3%82%8a%e2%91%a0

また投手は空振りを取るためにわざとホームベース付近でワンバウンドするようなボール(変化球)を投げることもあります。

その時にホームベース付近の整備を疎かにするとイレギュラーしキャッチャーが捕球できず後逸することにもなりかねません。ホームベースと土が同じレベルであることもバッテリーにはとても大切なこととなります。

利用者様のグラウンド使用後の整備を見ると、バッターボックスのみ整備をしている姿をよく見かけます。バッティング時にスパイクで掘れた部分を修復することはもちろんですが、バッテリーに影響を及ぼすホームベース付近も、丁寧に整備をすることが大事です。

%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89%e6%95%b4%e5%82%99%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0%e5%91%a8%e3%82%8a%e2%91%a2

プレイヤーや応援している方々に満足と感動を与えうるグラウンド。そして誰もがこのグラウンドで100%の力を発揮できるように、ボールパークのグラウンドキーパーは日々整備を行っています!

前の記事を読む
次の記事を読む