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なぜ木製バットか!?
金属バットが経済的な側面などで野球の普及に貢献したことは間違いないことである。
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ボールパークドットコム代表
山内 康信 |
当然私も子供の頃から現在に至るまで金属バットにはお世話になっている。
しかし、その金属バットは、芯の部分が広く、基本にのっとった打ち方が出来ていなくてもボールを遠くへ飛ばしてくれるため野球選手の技術面での進歩を妨げていることもこれまた間違いないと言える。
そこで、「なぜ、木製バットなのか?」と聞かれれば、「現在の野球の世界レベル・トップレベルが木製バット使用だから!」という答え方もあるだろう。また、「なぜ、金属バットではダメなのか?」と聞かれれば、「野球のトップレベル、社会人野球、プロ野球のプレイヤーに高度な金属バット製作技術により軽量かつ高性能となった金属バットを使わせていくと、打球が早くなりすぎてピッチャーや野手が危険にさらされ野球が別のスポーツに変わってしまう恐れがあるから!」ということだろう。
バットを使いボールを打ち、得点を競い合うゲームだからこそ自然のものを使うというルールが何よりもの公平を保つルール決めかもしれません。ちなみに弊社では「コルク入りバット」は作っておりません(笑)!!!
竹バット
私が高校時代。当時私が通った宮崎大宮高校野球部は、練習はほとんど「竹バット」。試合では「金属バット」という環境でした
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宮崎県出身の柔道家
井上康生選手もお気に入り |
のでその後、明治大学に進学し木製バットを使うようになっても金属バットと木製バットの違いをさほど意識したことはありませんでした。いまでこそ思うのですが、その理由は、竹バットを打ち込んでいたせいで芯をはずしたときの骨が折れたのではないかと 思うほどの手の痛みを体が覚えており投手が投げたボールに対し無理やり逆らって強引に打つことがあまりなかったからだと思います。現在でもお客様には小さい子供から高校・大学・社会人までトレーニング用として「竹バット」をお勧めしております。折れづらく長持ちすることでもお勧めです。
プロ野球で三冠王を3回も受賞した“落合博満”氏も「・・・バットの芯でしっかりとボールをとらえる技術を身に付けたいのなら竹バットでフリーバッティングをすることだ。竹バットで芯を外したときの何ともいえない衝撃は技術向上に打ってつけだと思う。」とコメントしています。さすが超一流。芯をはずしたとき“何ともいえない衝撃”とはさほど芯をはずさないということでしょうか。一般的には芯をはずすとかなり痛いものです。
体格・体型に合ったバット「長さ」「重さ」「グリップ」
私が明治大学時代に2学年先輩に広澤克実さん(現:NHK解説者)、1学年先輩に福王昭仁さん(現:ジャイアンツファーム打撃コーチ)がおられました。いまでも記憶に鮮明に残っているのですが、ある日の練習でグラウンドのホームベースからセンターバックスクリーンに向かいロングティーバッティング(バッター横からボールをトスしての打ちっぱなし)をやったのですが、福王さんセンターポジション後方。距離にして約100メートル。広澤さんなんと、125メートルの上に立つバックスクリーンの上段に直撃弾。距離にして130メートルくらい。当時のあまり飛ばない練習球で当然木製バットで、衝撃的な瞬間でした。
当時2人の先輩のバットを振らせてもらったことの記憶から、あらためてバットを分析してみますと、広澤さん(長距離ヒッター)186cm、88kg、かなりのヘッドバランスバットでグリップ細め、長さは長め、かなり重め。福王さん(中長距離ヒッター)175cm、70kg、ヘッドバランスグリップバットで通常より少し細め、少々長めで重めでした。到底自分では使いこなせいバットだと思ったことを記憶しております。(*身長・体重は当時の雑誌参照)ちなみに当時、165cm、60kgの私はタイカップグリップバットをふた握りぐらいあけて持って打っていたのですが、(笑)(短距離ヒッター)精一杯打ってセンターの定位置すらまでも届きませんでした。
ボールを遠くに飛ばすやはり遠心力を使った打ち方とそれに合ったバットの選び方だということですね。 |
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明治大学野球部時代の1コマ
前列左から:
棚橋利行氏、篠原功氏、竹田光訓氏
後列左から:
広澤克美氏、山内康信、武田一浩氏 |
タイカップグリップ
最近では、グリップエンドの大きいタイカップタイプのグリップのバットを好む選手が少ないようで少々さみしく思います。以前は、盗塁王の福本選手、大石大二郎選手などが使用しており、いまの現役選手では犠打記録を作った川合選手くらいでしょうか。小柄な選手が体型に合ったコツコツ当てるバッティングで高い成績を残していたものです。ただし、1,000g前後のかなり重めのバットだったようです。最近ではほとんど注文を受けませんが、個性派「コツコツ派バッター」のみなさん是非お試しくださいませ。
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昭和60年の神宮球場の1コマ(東京六大学野球リーグ戦にて) |
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